モリゾー

昨日の仕事は万博関連だった。来年愛知県でやる万博だ。
自分の出身地は万博会場になる場所の隣街で、地元では割と話題になってたりするのだが、こっち(東京)ではそんなに話題になることもなく、渋谷駅前の電光掲示板を観るたびに妙な虚しさを感じる。
僕の実家がある街、尾張旭市は万博会場でもなんでもない。知名度が低く、愛知県の人くらいしか知らないような小さい街だと思う。住宅地があって、それに付随する色々な店がどんどん増えていって、それでまた人も増えてきて、一応その街だけでも完結することができる場所、現代人がのんびり生活するにはきっと丁度いいところなんだと思う。
6月に実家に帰ったとき、家から歩いて5分くらいのとこにでっかい工事現場ができてた。前までは田んぼと畑と中学のマラソン大会で延々と走りつづけた長い道だけしかなかったエリアだ。ついに開発に踏み切ったのかと工事のお知らせ看板を見てみたら、そこは万博時の駐車場予定地云々と記されていた。万博って聞いてなんとなく納得だけど、畑とかなくなっちゃうんだ、ここは景色がひらけてて好きなのにいやだなー、なんて思って家に帰った後に親に話してみたら、あの場所は万博終了後にまた畑に戻すことになってる、とか言ってた。そんなことが可能なのかと疑うと同時に感心。
とりあえず家から万博会場にいくのは楽そうだななんて思ってちょっと得した気分にもなってたのだが、この間某サイトに尾張旭掲示板があるのを発見して読んでたら、例の場所が万博後に畑じゃなくてジャ○コになるとかシネコンができるとかいう話になってて、また嫌な気分になった。ほんとのところはどうなんだろう、気になるなー。環境との共生がテーマの万博さんに期待しよう。
そういえば仕事で関わったのは名古屋の会社の人たちだった。終わった後にそのことを知ったから、仕事中に何回か名古屋弁が聞えたのが不思議だった。

写真の画はインドの小学生が描いた万博のキャラ、モリゾー&キッコロだそうです。みんないい顔してる